警察や軍のリアルコスプレはなぜ禁止？

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警察や軍隊のリアルコスプレはどうしてダメ？

警察や軍隊などの制服はかっこいいから、ああいうののコスプレをしてみたい！と思っても、コスプレ用として売られている衣装はデザインが大幅にかけ離れたものが多いです。

「えー本物そっくりのが着たいのに」と言われても、実はそれは出来ないことなのです。

なぜ、リアルな警察コスプレはダメなのでしょうか。

本物そっくりのコスプレが禁止なわけ

実は、法律で軍人や保安系公務員の服装をするのには制限があるのです。

「警察官・消防士・自衛官・海上保安官・救命救急隊員など国民の生命と財産を守る仕事に従事する特別職の公務員制服及び礼服」は、その職業についている人の職務中でないと着てはいけないことに法律で決まっています。

シンプルに言えば、現実の自衛官や警官の制服は本職さんの仕事の時間中だけのものなのです。

なので、これらの職業に実際についている方は制服の管理を厳格にしており、売ったり譲ったりしたのがバレると処分を受けます。

うっかり無くしたり盗まれた時にもよくて始末書ものです。

当然、退職するときには制服を返さないといけません。

また、防衛大や防衛医大などの自衛隊の学校の学生も、防衛省の職員ですから同様の扱いを受けます。
もし学校についていけず退学することになったら、制服を返さないといけません。

「学校はやめるけど記念に制服だけ持ってかえる」ことは出来ないのです。

治安や軍事関係の公務員というのは、時にその権限で人を捕まえたりしないといけませんから、紛らわしい服装をした素人がそのへんをうろうろしていては困るのです。

ですから、警官や自衛官の本物の制服の横流しはもちろんだめですが、そっくりなデザインの服を自作したり業者に作ってもらうこともだめです。

ハロウィンやアニメ関係のコスプレイベントなどでも、本物そっくりの警察官などの衣装はイベント自体の規定としても禁止されています。